はすお泌尿器科クリニック＜前立腺高温度治療＞

●前立腺肥大症とは

　前立腺は、精液の一部である液体を分泌する栗の実大の器官で、膀胱の出口付近の尿道を取り囲む形で位置しています。前立腺肥大症とは、この前立腺が肥大し尿道を圧迫するため、尿の出が悪くなる病気です。
　前立腺ガンとは全く異なる病気です。

●高温度療法とは

　前立腺肥大症の治療法は、主に薬物療法と手術療法（内視鏡手術）がありますが、薬物療法では効果がなく、手術療法まではしたくないという方には高温度療法は良い治療法です。高温度治療装置を用い、肥大した前立腺を47-50℃まで加熱します。

●高温度療法の特徴

◆入院の必要がなく、約1時間の外来治療（1回のみ）ですむ。
◆肥大した前立腺を加熱するだけなので、からだの負担が少ない。
◆手術療法に比べ、合併症の危険が少ない。