尿路結石とは
 尿路結石とは、尿中に排泄された難溶性の物質が結晶化して成長したもので、大部分は腎臓ででき、結石のある位 置で腎結石、尿管結石、膀胱結石などと呼ばれています。古代エジプトのミイラの中からも発見されており、いわば人類の歴史とともに存在してきた病気です。その頻度は高く、20人に1人は一生のうち一度はかかると言われています。なお、胆のう内にできる胆石症とは全く異なる病気です。

尿路結石の症状
 血尿、疼痛、結石の排出が三大症状です。痛みは、左右の背部、横腹(側腹部)より下腹部にかけて起こり、鈍い痛み(鈍痛)と激しい痛み(疝痛)とがあります。疝痛の場合、激しい痛みが突然起こり、吐き気を伴うことがあります。また、下部尿管結石の場合、残尿感、頻尿が出てきます。

尿路結石の治療
 小さい結石(5-6mm以下)は、自然排出につとめます。(保存的療法) 大きな結石(6-7mm以上)は、体外衝撃波により結石破砕(ESWL)するか、内視鏡手術で結石を破砕もしくは摘出します。(積極的療法) 最近では、開腹手術はほとんど行われていません。
 保存的療法の場合、水分を多く摂取し、運動をします。疝痛に対しては、鎮静剤を使用します。
 また、結石の予防も非常に大事ですが、現在あまり行われていません。
はすお泌尿器科クリニックでは、結石患者さん全員へ再発予防の手引きを渡し、食事指導と生活指導を行っています。
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